HOLIDAY ROAD/ COCO Type-F

kaka

2009年10月31日 13:32

東京荒川区のホリデーロード社製、フィールドローチェアー「COCO Type-F」。

なんともゆる〜い社名と、ピクリともそそられないネーミングに、ずっと買うのをためらっていたのですが、なんとなくその照れの裏には、実はものすごいクラフトマンシップが隠れているのでは?と思い、とうとうクリック。届いたのでさっそく即席レポートです。
もしかするとこの「世界一小さいアウトドアメーカー」のCOCOが100年は安泰と思われていたイス戦争の勝ち残り王者「カーミットチェアー」の座を脅かすかもしれません。

ホリデーロードさんはこちら。http://www.geocities.jp/holidayroad_s/


ケースはなし。なにかで代用できそう。とりあえず最小がこのサイズ。右カーミットとの比較です。


イスの構造がよくわかるアングル。詳しい組み立て方法は他でも紹介されていたので割愛します。

初めて組み立てた印象では、このFタイプにしかない「脚の折りたたみ」の箇所が、少しやりずらかったです。奥様はこの部分で手が痛くてリタイアか。オートキャンプなら、この脚が折れる折れないのサイズ効果は影響ないと思うので、組み立てが一工程少ないノーマルのCOCOでもいいかと。そのやりづらい部分の連続写真です。

板バネで手を怪我しないようにポッチをグッと起こして



このバネポッチをよけている間に、脚の半分を回転させるのがちょっと難しい。



脚を伸ばしたらパチンとはめます。この説明写真は、脚を回転させずに、バネポッチだけを見せています。



慣れれば組み立ては20秒とのことですが、のんびりキャンプにはそんなことはどうでもいいです。まあ1分ぐらいでなんとか形に。
それよりも、このアルミな質感を差し引いてまでも期待するのは、リクライニング&ローポジション具合。



完成。まあノーマルな読書ポジションか。リクライニングの4段階それぞれが、何かに使えそうなポジションなので、いい感じ。







お昼寝ポジション。けっこう気持ちのいい角度です。組み立てて寝転んで初昼寝。ここに期待していたので、とりあえず嬉しい。


気に入っているパーツ。ヘアラインと刻印がきれい。手ばさみ防止のカバーもカチッとハマる。


気に入らないパーツ。まあこれしかないのでしょうが、どうしてもホームセンターの組み立て家具みたいなプラキャップ。
日本の町工場のクラフトマンシップをこういった捨てパーツにこそ見せてもらいたいもの。これだけユニークで、機能充実なチェアなのに、モノマニア系の間で支持されない理由なのかも。既製のアルミ角パイプもなんとかならないかなあ。どうせ最初から価格は高めなんだから、ここから少々上がっても、このチェアーを買える人ならむしろディティールにお金を出したいと思うはず。

あとでカーミットとのサイズ比較などやってみます。







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