HOLIDAY ROAD/ COCO Type-F
東京荒川区のホリデーロード社製、フィールドローチェアー「COCO Type-F」。
なんともゆる〜い社名と、ピクリともそそられないネーミングに、ずっと買うのをためらっていたのですが、なんとなくその照れの裏には、実はものすごいクラフトマンシップが隠れているのでは?と思い、とうとうクリック。届いたのでさっそく即席レポートです。
もしかするとこの「世界一小さいアウトドアメーカー」のCOCOが100年は安泰と思われていたイス戦争の勝ち残り王者「カーミットチェアー」の座を脅かすかもしれません。
ホリデーロードさんはこちら。
http://www.geocities.jp/holidayroad_s/
ケースはなし。なにかで代用できそう。とりあえず最小がこのサイズ。右カーミットとの比較です。
イスの構造がよくわかるアングル。詳しい組み立て方法は他でも紹介されていたので割愛します。
初めて組み立てた印象では、このFタイプにしかない「脚の折りたたみ」の箇所が、少しやりずらかったです。奥様はこの部分で手が痛くてリタイアか。オートキャンプなら、この脚が折れる折れないのサイズ効果は影響ないと思うので、組み立てが一工程少ないノーマルのCOCOでもいいかと。そのやりづらい部分の連続写真です。
板バネで手を怪我しないようにポッチをグッと起こして
このバネポッチをよけている間に、脚の半分を回転させるのがちょっと難しい。
脚を伸ばしたらパチンとはめます。この説明写真は、脚を回転させずに、バネポッチだけを見せています。
慣れれば組み立ては20秒とのことですが、のんびりキャンプにはそんなことはどうでもいいです。まあ1分ぐらいでなんとか形に。
それよりも、このアルミな質感を差し引いてまでも期待するのは、リクライニング&ローポジション具合。
完成。まあノーマルな読書ポジションか。リクライニングの4段階それぞれが、何かに使えそうなポジションなので、いい感じ。
お昼寝ポジション。けっこう気持ちのいい角度です。組み立てて寝転んで初昼寝。ここに期待していたので、とりあえず嬉しい。
気に入っているパーツ。ヘアラインと刻印がきれい。手ばさみ防止のカバーもカチッとハマる。
気に入らないパーツ。まあこれしかないのでしょうが、どうしてもホームセンターの組み立て家具みたいなプラキャップ。
日本の町工場のクラフトマンシップをこういった捨てパーツにこそ見せてもらいたいもの。これだけユニークで、機能充実なチェアなのに、モノマニア系の間で支持されない理由なのかも。既製のアルミ角パイプもなんとかならないかなあ。どうせ最初から価格は高めなんだから、ここから少々上がっても、このチェアーを買える人ならむしろディティールにお金を出したいと思うはず。
あとでカーミットとのサイズ比較などやってみます。
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